裂肛の薬物療法は、便通を整える「緩下剤」と、傷を治療する「軟膏・座薬」のふたつが柱となる。
「裂肛の予防法」で説明したように、「長時間いきまない」ことと「便通をととのえる」ことが重要。
急性の裂肛であれば、これだけでほとんどは治る。
慢性の裂肛の場合には、薬で治る可能性は低くなってくる。
上記の治療をしばらく(だいたい3ヶ月が目安)続けても改善しない場合には、手術を考慮する必要がある。
解説
裂肛の治療の基本は、薬物療法です。
この薬物療法は、便をやわらかくする緩下剤と、傷を治療する軟膏・座薬のふたつが柱となります。
急性の裂肛であれば、これだけでほとんどが治ります。
慢性の裂肛の場合には、しばらく薬を使ってみて、症状が改善しなければ手術を考慮することになります。