直腸肛門領域疾患で頻度が高いのは痔核・痔瘻・裂肛であり、これを三大疾患と呼びます。
この三大疾患以外にも、この領域にはいろいろな疾患があります。
直腸脱
直腸が肛門から脱出する疾患で、高齢女性によく見られる。 自然に治ることはないので、治すには手術が必要。 手術は肛門側から行うものと、おなか側から行うものがある。いずれも...
詳しくはこちら直腸瘤
直腸が膣壁へ膨れてくる疾患で、中高年女性に多く見られる。 軽症であれば、便通コントロールや生活習慣改善で対処する。 それで改善が認められない場合には手術を考慮する。 ...
詳しくはこちら血栓性外痔核
血栓(血豆)がたまって腫れてくる病気。 急に腫れて痛くなる。 肛門科領域では頻度が高い疾患。 血栓(血豆)が肛門周囲にたまって...
詳しくはこちら膿皮症
汗腺に細菌が繁殖して広がってゆき、皮下に膿がたまって膿皮症となる。 痔瘻を合併していることもある。 自然に治ることは無いので手術が必要。放置しておくと徐々に広がっていく...
詳しくはこちら毛巣洞
皮膚の下にもぐりこんだ毛に細菌が繁殖し、膿がたまる病気。 薬では治らないので、手術が必要となる。 ■毛巣洞とは 皮膚の下にもぐりこんだ...
詳しくはこちら排便障害
排便障害とは 便が出にくい、強くいきんでも便がでない、残便感といった症状が起こる。 排便障害の原因となる疾患にはいろいろなものがある。原因の疾患に応じて適切な治療法を選択す...
詳しくはこちら肛門周囲掻痒症
肛門周囲の「かゆみ」について解説。 粘液接触・真菌(カビ)・薬・石鹸など、いろいろなものが原因となりうる。 ■粘液接触によるかゆみ(最も多いタイ...
詳しくはこちら尖圭コンジローマ
尖圭コンジローマはウィルス感染によって起こる病気。 治療は手術で切除する方法と、ウィルスを殺すクリームを塗る方法がある。 性的パートナーも感染していることが多いので、同...
詳しくはこちら肛門括約筋不全
便が漏れる、ガスが漏れる、下着が汚れるなどの症状がある。 手術、出産、加齢などが原因となる。 肛門内圧検査や肛門超音波検査で診断して治療方針を決定する。 治療には...
詳しくはこちら会陰裂傷
分娩の際に膣と肛門の間が裂けて、きわめて薄くなる疾患。このとき肛門括約筋も同時に傷ついてしまう。 便やガスが漏れるようになり、性行為にも支障をきたす。 会陰裂傷は保存的...
詳しくはこちら直腸膣ろう
直腸と膣の間にトンネルができる病気。 便やガスが膣から漏れてくる。 分娩、手術、放射線治療などが原因となる。 薬では治らないので、手術が必要となる。 &am...
詳しくはこちら肛門ポリープ
肛門乳頭という部位の一部が大きくなったもの。 大腸ポリープと違って、癌化することはない。 薬では治らないので、治したければ切除する必要がある。  ...
詳しくはこちら直腸肛門痛
陰部神経の知覚異常や肛門挙筋の異常な緊張で痛みが起こる。 決定的な治療法は確立されておらず、治療にてこずることも多い。 ■原因 肛門を...
詳しくはこちら妊婦の肛門疾患
妊婦の肛門疾患は、ほとんどが痔核か裂肛。 ■痔核 妊娠前にあった痔核が、妊娠による血流のうっ滞で腫れてくる。 ■裂肛 ...
詳しくはこちら小児の肛門疾患
小児の肛門疾患は、ほとんどが痔瘻か裂肛。 ■痔瘻 ほとんどが乳児期(0歳児)の男児にできる。 腫れたり膿が出たりする。 肛門の左右いずれ...
詳しくはこちらホワイトヘッド肛門
ホワイトヘッド肛門とは、昔の痔核手術(ホワイトヘッド手術)の後遺症。 粘膜の脱出、出血、下着の汚れなどが起こる。 薬では治らないので、治すには手術が必要。 &am...
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